注文住宅の基礎知識 SE工法

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注文住宅を建てる上で知っておきたい各種住宅工法ですが、こうした技術の進歩は日進月歩であり、新しい工法というのも色々出てきています。木造軸組工法は設計のフレキシビリティが高いために注文住宅向きではあるのですが、強度という面では他の工法に一歩譲る部分がありました。

在来軸組み工法のこの部分を、コストを大きく上げること無く解決しようとして近年採用され始めてきたのが「SE工法」です。基本となる考え方は、木造軸組工法と同じく柱や梁を基本にして構造を作っていくものですが、そこで使用する木材に大きな違いがあります。SE工法ではエンジニアリングウッド(集成木材)を構造材として使用します。この集成木材は、重量あたりの強度が無垢材に比べて非常に高く、かつ品質が一定なので鉄骨などと同じように構造解析から精密な強度計算が可能になっています。材料端部の割れや欠けにも非常に強くなっているため、金具で連結する際の信頼性が、従来の在来工法に比べて格段に上がっています。こうした高強度集積材を、プレハブと重量鉄骨建築の関係に例えて「重量木骨」と呼んでいる場合も有ります。

木骨を連結する金具も、この工法思想に最適化された金具を使用することで、連結点が構造上の弱点となることを防いでいます。構造材はプレカットの状態で現場に運ばれますので、コスト削減にも貢献しています。

SE工法は、在来軸組み工法が持っている設計の自由度を更に拡張する形で継承しており、強度の高さと相まってビルトインガレージなどを木材で作ることを可能にしています。高い自由度とそこそこのコスト、高い強度という特長を備えたSE工法は、これから注文住宅を建てようという場合に有力な選択肢となり得るでしょう。